哀愁しんでれら

絶賛公開中

シアワセすぎる。


なぜこの真面目な女性は、社会を震撼させる凶悪事件を起こしたのか。
幸せ?不幸せ?価値観が乱高下する! 禁断の“裏”おとぎ話サスペンス開幕




土屋太鳳   田中圭
COCO 山田杏奈 ティーチャ 安藤輪子 金澤美穂 中村靖日
正名僕蔵 銀粉蝶 / 石橋凌

脚本・監督:渡部亮平  
製作:中西一雄 共同製作:藤本款 小泉裕幸 根本浩史 久保田修 吉川英作 プロデューサー:浅野由香 涌田秀幸
音楽:フジモトヨシタカ 宣伝プロデューサー:深瀬和美 協力プロデューサー:山本晃久
撮影監督:吉田明義 美術:矢内京子 GAFFER:浦田寛幸 録音:根本飛鳥(J.S.A.) 装飾:岩本智弘 衣裳:境野未希 ヘアメイク:外丸愛
小道具:鶴岡久美 VFXスーパーバイザー:小坂一順 リレコーディングミキサー:浅梨なおこ サウンドデザイン:大保達哉 カラリスト:石山将弘 芳賀脩  
編集:岩間徳裕 助監督:水波圭太 川井隼人 制作担当:阿部史嗣 アソシエイトプロデューサー:遠藤里紗
製作:『哀愁しんでれら』製作委員会(カルチュア・エンタテインメント クロックワークス TBSグロウディア TSUTAYA Digital Entertainment C&Iエンタテインメント 日本出版販売)
製作幹事:カルチュア・エンタテインメント 制作プロダクション:C&Iエンタテインメント 配給:クロックワークス
TSUTAYA CREATORS’ PROGRAM FILM 2016 グランプリ受賞作品
Ⓒ2021 『哀愁しんでれら』製作委員会





TRAILER
COMMENT
土屋太鳳(主演・福浦小春役)
初めてこの物語を読ませていただいた時、私が感じたのは嫌悪感と疑問でした。光栄だけれど、なぜ私にと思って下さるんだろう。理由を知りたくて監督にお会いしましたが分からず、おこがましいながらお断りしました。覚悟できないまま取り組む物語ではないからです。でも、脚本は私の前に戻ってきました。4回目に戻ってきた時、急に「この物語は生まれたがってるんじゃないか」と感じたんです。脚本の中で小春が泣いているようにも感じました。私に出来ることがあるなら、一緒に泣くこと。理解できるかではなく生まれてくるものを愛すること。そう感じたころ共演者を知り、そのかたと踏み出せるならと覚悟を決めました。迷った末の撮影は得難い時間の連続でした。命が命を愛そうとする時の摩擦熱のような何かが今も心に残っています。感じていただけますよう。
田中圭(泉澤大悟役)
人は常に何かの選択をしていて、その時には決して間違った選択ではないはずなのに、その選択が少しずつ本人を蝕んでいってしまうストーリーがゾッとする程おもしろく、恐ろしく、他人事ではないかもしれない世界に飛び込んでみたいと脚本を読んで思いました。そして、何よりも土屋太鳳さんという女優がこの作品に挑戦する事にとんでもなくワクワクしました!近くで見てみたいと思い、お話を受けさせていただきました。久々の共演になる土屋太鳳さんは相変わらず天使のようでした。彼女の独特の感覚は本当に毎度唸るほどに面白く、刺激的な毎日でした。しかし、当然小春は土屋太鳳さんではなく。彼女が毎日必死に生きた小春を是非楽しみにしていてください!小春の選択はどこで狂ったのか。皆さんに責められますか?劇場でお待ちしております!
渡部亮平(監督)
初めての商業監督作品をオリジナル脚本で挑戦できる喜び――。
しかも主演は、SiaのMVを見たとき表現力の高さに圧倒された土屋太鳳――。
TCPでグランプリを受賞し、夢のようなチャンスを手に入れ、なにがなんでも面白い映画を作らなければと、一心不乱に完成まで突き進みました。脚本を書いたのは7年前、25歳の頃か……。なかなか実現しなかったおかげで、幸運にも最高の舞台が整い、胸を張れる商業デビュー作となりました。
「私は幸せになれるのか?」という誰もが抱える漠然とした恐怖を、なんとか拭い去り日々を懸命に生きようとする『哀愁しんでれら』の主人公・小春は、いま現在の土屋太鳳さんにどうしても演じて欲しい役でした。撮影を通して、怒涛の展開に振り回されながら、様々な表情を見せてくれる土屋太鳳という女優の表現力の豊かさに改めて胸を打たれました。
最後に。とびきり面白い映画に仕上がりました。「幸せにならなきゃ!」という想いに無意識ながら苦しんでいる方は必見です。いい人と結婚したい。いい暮らしがしたい。いい母親になりたい。いい子に育てたい。社会から押し売りされた幸福の理想像や手放せぬ願望によって、気づかぬうち真綿で首を締めるように追い詰められていく。普通だった女の子を、まったく想像もしてなかった存在にまで変貌させてしまう。『哀愁しんでれら』は決して他人事ではなく、あなた自身が主人公になりうる物語です。あっ、白馬の王子様は登場しません。でも、もっと素敵な俳優が出演します。続報をお楽しみに!
田中圭さんの舞台を何度か観劇したことがあり、繊細かつ躍動的な芝居にいつも胸を打たれ、ご一緒したいと願っていました。夢が叶いました。
白馬の王子様よりも、着飾ることのない愛嬌と人間味あふれるユーモア、そして滲み出る変態性を持った圭さんが、大悟のイメージそのものでした。
「こんな夫がいいな」、「こんなパパがいいな」
映画を観ながら、田中圭と家族になる妄想に、どっぷり溺れていただきたい。
浅野由香(プロデューサー)
この物語の中で生きる小春はどこにでもいる可愛らしい真面目でひたむきな女性です。小春をイメージした時に最初にはっきりと思い描けたのが土屋太鳳さんでした。いつも笑顔で頑張り、相手を気遣い、たおやかで母性を持ちながら、新しいことへ飛び込むことに躊躇しない大胆さ。小春の移りゆく様々な感情を等身大で細やかに表現してくれると確信してオファーしました。そして、いざ撮影が始まってみると、私の想像を超える小春がそこにいたのです!“土屋太鳳”という女優に新しい1ページを創ることが出来たのではないかと勝手に思っております。
この作品は弊社TSUTAYA CREATORS’ PROGRAMより選出されました。最終選考では喧々諤々の議論を呼び、この議論こそがまだ見ぬ面白さが詰まった作品の証拠ではないでしょうか。今回で渡部亮平監督は商業映画デビューとなります。その演出と脚本は、時に大胆に、時にワガママに、世界を狙える作品となりました。
土屋太鳳さん演じる小春が皆さんの隣人として現れる日は2021年早春。ぜひ劇場でお楽しみください。